これまでの活動

活動 活動と受賞歴ほか

1965年 自宅にて邦友会琴音楽教室を開設
1975年 法友会琴音楽教室日曜子供教室開設
     (小学校1年生から中3年卒業まで在籍出来て費用は一切無料で指導をする)
1983年 第1回邦友会琴音楽教室演奏会開催(每年)
1986年 第4回全国子ども邦楽コンクール小学校の部 出演 第1位受賞
1987年 邦楽教育を推進する会設立発起人として活動
1989年 教育普及に寄与し川崎市より表彰を受ける
1992年 「中柱」の実用新案特許取得 公報に掲載
1994年 全日本邦楽普及連盟雅の会幹事
1997年 社会福祉協議会ボランティア事業として、
     琴仲間「染地」創設(楽器類全て提供,指導料なし)活動会員30名以上 現在に続く
2005年 作曲作品リサイタル開催
2006年 東京都社会福祉協議会より表彰を受ける(都庁)
2007年 調布市社会福祉協議会より表彰を受ける
2008年 NPO 法人邦楽指導者ネットワーク21 (現在常務理事)
2009年 「中柱の使い方」テキスト.DVD発売 調布市民カレッジ講師
2010年 第1回琴音楽合奏団演奏会開催
2012年 琴音楽指導者養成講座(セミナー)第1期生開講以後10期生まで継続
     調布市より市政功労者として表彰を受ける
2014年 第2回サミット「21世紀における日本音楽一未来への提言一」
     (米国コロンビア大学中世日本研究所主催)に日本音楽研究者として出席
     作曲作品リサイタル開催
2015年 石森康雄琴の世界 琴レクチャーコンサート開催
2019年 琴音楽合奏団創設10周年記念演奏会開催
     第10回琴音楽チャリティーコンサート開催

琴指導者養成講座 第1期生〜第10期生までが修了し活躍しています

対象はこれから琴を教えたい!と強く思っている人

本セミナーは、原則として、まだ琴を教えていない人で、これから琴音楽の指導を始めてみたいと強く思っている人を対象としています。 実践的な講座を通して、受講生が独立し、しっかりと琴音楽の指導者としてやっていけるまでをサポートします。
このセミナーに参加し、実際の講義や実技、体験などを通して、受講生の方自身が琴を取り巻く環境への問題意識をもってほしいと思っています。 そして、自信をもって新しい時代をリードする琴音楽指導者になってほしいと願っています。

*当セミナーを修了しても、とくに指導内容などを拘束するようなことはありません。
*「無料だから」「好条件だから一応受けてみよう」といった考えでのお申し込みはお控えください。これから琴音楽を指導していきたいという強い気持ちをもたれている方の受講をお待ちしています。単に技能が優れている、肩書きがあるということは採否とは関係ありません。

受講案内・申込み 講座概要

定員:20名
講座期間:約1年間
練習日:原則として毎週土曜日午後6時から8時半
練習会場:東京都調布市染地地域福祉センター(京王線調布駅よりバス約13分)
費用:無料(琴の持込み不要・楽器使用料も必要ありません)
開講予定日:平成26年4月(予定)

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応募条件

流派・資格・肩書きなどは問いません。
これから琴を教えたい!という強い熱意をもつ方の応募をお待ちしています。

原則として、琴を5年前後習っている方
年齢:30歳以上
五線譜が読める方
前記の練習日に参加できる方

応募の流れ 現在は募集しておりません

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まずは資料(申込用紙)を請求して下さい。
下記の申込先に氏名(ふりがな)・住所・電話番号を明記の上、80円切手5枚を同封し、お送り下さい。
資料に同封された申込用紙にご記入の上、ご返送下さい。
*申込締め切り: 平成26年1月末日
説明会を兼ねた面談を行います(面談日は2月22日(土)を予定しています)。
講座内容などについて詳しく説明します。受講に関する質問にもお答えします。
面談から1週間以内に結果をお知らせいたします。

講座内容

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【講座内容1】五線譜での奏法

五線譜で琴が弾ければ、古典曲や琴用楽譜がある曲だけでなく、自由に多くの曲を弾くことができます。
琴を教えている先生が「いい曲がなくて」「教える曲がなくて」などと困っている姿をよく見かけます。これは、縦譜や横数字を中心とする「琴の譜」を指して「曲がない」と言っているわけです。
しかし、世の中には弾ききれないほど多種多様な曲があります。
五線譜を使って琴を弾く方法を教えれば、また習えれば、誰でもたのしい曲がたくさん弾けます。ただ、「琴を五線譜を使って弾く」ということを教えてくれる場所がないのです。
このセミナーでは、一般に販売されている五線譜楽譜で琴を弾く方法を指導します。

【講座内容2】トレモロ奏法

旋律(メロディ)部分をトレモロで自由に弾くことができれば、他の旋律用楽器を入れずに、琴だけでメロディックな曲を表現できます。
琴で単音旋律を弾いても、一音一音を長くのばして歌うような曲では音が持続せず、表現しきれません。そこで、尺八・ヴァイオリン・フルート・電子オルガンなどの旋律をリードする楽器と一緒に弾くことが多いものです。
なぜ、琴でトレモロ奏を使わないのでしょう。立派な旋律楽器として、豊かなメロディを表現することができます。琴は、とてももったいない使い方をしている楽器だと感じます。
トレモロ奏法として、基本から練習し、メロディックで豊かな表現ができるようになるまで丁寧に指導します。

【講座内容3】琴音楽の指導法

お稽古事」「お作法」ではなく、しっかりとした音楽理論に基づいて、琴を音楽として指導する方法を学びます。
現在琴を教えている方は、家元系を中心として、名取りから始まり教授免許状をもらって(買って)、それで人に教えています。しかし、お許しが出たのは、その流派・流門において、この曲とこの曲というように限られた曲を弾けることに対するお許しであり、その流派・流門の伝統芸や教授面を伝えてよろしいということです。琴音楽の理論もテストのために何とかやった程度であったり、琴を人に教えるための補助的指導(教育実習)などはなく、人に琴を教えています。
人に琴を教えるには、大手のピアノ教室などがそうであるように、指導法・教材開発・演奏研修・アンサンブル研修などを常に考え、努力していくことが必要なのです。
セミナーでは、地域センターでの琴音楽指導など、実践を通して、琴を教える技術を指導していきます。

【講座内容4】中柱(なかじ)を使った演奏法

押し手補助具である中柱(なかじ)を使いこなすことで、弾く曲の幅がぐんと広がります。
これからは、この中柱を使いこなしていける人でなければ、琴音楽の指導者として生き残れないと考えています。それくらいの流れが生まれなければ、琴の世界はいつまでも「曲がない」「正確な音が出せない」といった問題を抱えたままです。
琴の世界をもっと広げるためにも、中柱を実践的に使って弾く方法を指導します。

【講座内容5】琴のメンテナンス法

ギターを弾く人であれば、自分で絃を張り替えることは当たり前です。
琴を教える者として、楽器の基本的なメンテナンス技術を身につけることが必要です。
琴絃一本くらいなら自分で張り替えたり、締め直したりできなければ困ります。
実習用の模型なども使いながら、一人で完全に絃締めや調整ができるようにていねいに指導します。

【講義と実技・指導実習がリンクした実践型カリキュラム】

1年間の講習数は全40回。
理論的な内容と実技をリンクさせた形で、体系的に学ぶことができます。
また、市民琴グループへの指導実習も行うため、『琴を教えるスキル』を実践的に身につけることができます。

なぜ、このようなセミナーを無料で開こうと考えたのか。それは、多くの人に、琴を弾く楽しさと喜びを感じてもらいたいと強く思っているからです。
そのために、今までの経験で得たものを提供し、琴音楽のさらなる発展のためにつとめていきたいと思っています。
これから琴音楽を指導していきたいという強い気持ちをもたれている方の受講をお待ちしています。

修了生の声 全国で活躍しています

内容の濃いセミナーで「再・はじめの一歩」に

毎週土曜日夜、電車を乗り継ぎ、片道約2時間。調布の"そこ"に通う"実"が必ずあります。内容の濃いセミナーです。
私は「五線譜そのままに音符♪で弾きたい」「流派制度にとらわれず教えていただける先生」を探していました。御縁あり参加させていただき、毎回、新しい発見と再確認に「邦楽、目からウロコ」「今時、琴音楽!」です。
一年後の私は、「もっと広がる曲のレパートリー、そしてコラボレーション」のはず!?そんな新しい琴音楽を習得できるセミナーです。
琴の大好きな琴弾きさん、こんな琴の世界もあるのだと「再・はじめの一歩」です。
(東村山市・Iさん)

確実に身についていることが実感できる内容

私がこのセミナーに申し込んだのは、琴を音楽として系統的に教える方法を学びたかったからです。セミナーはその期待を裏切らない内容です。
石森先生は長年の指導で得たノウハウをまったく惜しみなく、丁寧に教えて下さいます。中でも弾き方の説明は一つずつ論理的でわかりやすく、琴の教え方だけではなく、自分自身の弾き方についても学ぶことができました。
まだカリキュラムは半分も終わっていませんが、確実に身についていることが実感できる内容です。後半では、ボランティアのお手伝いも実習できるということで、とても楽しみです。
セミナー前後の、先生、受講生、スタッフの方々とのお茶の時間も温かい雰囲気で、私はこのセミナーに入って本当によかったです。
(千葉県・ことっ子さん)

仲間との出会いを大切に、これからも努力していきたい

私は今、「琴指導者セミナー」を受講できる幸運に感謝しています。
当初、受講料無料という今時おいしすぎるお話に不安を感じましたが、全くの杞憂にすぎませんでした。
"中柱"をはじめとする長年の研究成果を惜しげもなく、時に情熱的に、又、合理的に指導して下さる石森先生には頭が下がる思いでいっぱいです。
『御礼は無用。腕で返して』という、ある意味、一番難しいとも思える先生の言葉がとても印象的でした。
心から"琴"という楽器を愛して止まない石森先生とお仲間の皆さんとの出会いを大切にし、少しでも期待に応えられよう努力していきたいと思っています。
(神奈川県・A.Tさん)

感謝の気持ちでいっぱいです

この世の中、一歩外に出ればお金お金の時代です。ましてや技術・知識などは長年に得たもの。誰が無料で教えたりするものかと思う人が多い中、「無料にて指導者養成セミナー」との見出し。本当なのかと思い、まずは確かめに話だけでも聞いてみようと思い申し込みました。驚きです。熱く熱く語り、うなずくことばかり。この世の中にこんな理屈な人がいるのかと驚きました。
今まで琴仲間として指導を受けている人達のいきいきとした姿が何よりも驚きました。
今はよかった!感謝の気持ちでいっぱいです。
(葛飾区・K.Yさん)

五線譜・トレモロ・中柱を使っての奏法は全く新しい経験

「琴という素晴らしい和楽器を多くの人に、いつでも、どこでも、誰でも弾く楽しさと喜びを感じて欲しい」と石森先生の強い思いを記した記事を目にした私は心の中で拍手をしました。しかも無料で...。何としても教えを乞いたいと...。そして、毎週土曜日調布駅よりバスで10分程の会場にてお世話になっています。
五線譜・トレモロ・中柱を使っての奏法は全く新しい経験であり、劣化しつつある私の頭になかなか入ってきませんが、先生の丁寧なご指導に楽しくがんばっています。
先輩の方々が準備・後片付けまでして下さり、私達を励ます気持ちに感謝しています。お茶を囲み、お菓子やおむすびを頂きながら琴談義に花を咲かせる時間は至福の時です。
先生、皆さんありがとうございます。受講を許して頂き感謝です。
(Sさん)

実践的で刺激になるセミナー

様々な流派で経験を積まれた方々とご一緒に、毎週土曜日の夜2時間半程ご指導を受けるようになって半年程が経ちました。
お琴と出会って約20年なのですが、このセミナーを受講するようになり、この楽器について初めて気づかされたことが沢山あります。
このセミナーでは、誰もが知っている曲を五線譜で弾けるように指導して下さいます。五線譜で弾くのは慣れるのに時間がかかりましたが、「中柱」という押し手補助具を使うことにより飛躍的に弾きやすくなりました。
お箏が大好きで、お箏の新しい可能性に興味があり、いろいろなジャンルの曲を弾いてみたい方には、とても実践的で刺激になるセミナーだと思います。
(東京都Uさん)

根気強く、丁寧な指導

家族の協力を得て、毎週土曜日の夜に調布に通っています。
「琴を楽器として学びたい」「弦楽器としての琴を、五線譜で弾きたい」「五線譜で弾ければ、他の楽器とも合奏しやすい」「琴のメンテナンスについても知りたい」そんな欲張りな夢を抱いて、琴音楽指導者養成講座に参加させていただいています。
忘れていたト音記号やヘ音記号の読み方を学び直し、弾き方を教えていただいています。なかなか思うように弾けないのですが、先生は根気強く、丁寧に教えて下さいます。
先生や邦友会の皆様にお世話になりながら、一年間しっかりと学んでいきたいと思います。
(さいたま市 Nさん)

「自分との戦い」真っ只中

セミナーを受講するようになり、家にあった「名曲100選」を最初から順に弾いて、"遊ぶ"ようになりました。調絃を変えずに弾けることが大きいですが、なぜか今まではしませんでした。
日本で学校音楽教育が始まった時から西洋音階が採用され、どっぷりその中で育って、縦譜で習っても頭ではドレミで歌ってしまうため、口三味線を覚えるのに苦労しました。日本の音楽を学ぶことは私にとっては特別で、常に楽器と音楽は一体でした。
筝曲の奥深さへの憧れを持ちつつ、今は色々な楽器に出会った時の新鮮さを思い出して、新たに楽器と「琴音楽」というジャンルに向かい合っています。当然テクニックの壁は避けて通れず、「自分との戦い」真っ只中です。
(渋谷区Sさん)

ここで学んだことを広げ、自分の夢に向かって進みたい

邦楽ジャーナルでのこの講座募集の記事をみつけた時、やっと出合えたと思いました。伝統筝曲を学び勉強しているうちに、箏が日常の音楽シーンの中にもっと自然に耳にすることができたらとの思いが強くなっていた時でした。
「本来のものがしっかりできた上で新しい勉強をすること」「教える時は愛情をもって、心が伝わるように」石森先生の言葉の一つひとつが私の心の中に入ってきて、講座を受けるたびに幸せな気持ちになります。
そして、先生をはじめ、スタッフの方や受講生の方々との出合いにも感謝です。こちらで学んだことを多く広げ、自分の夢に向かって進むことが、先生へのご恩返しと思い、活動していけたらと願っています。
(神奈川県Oさん)

技術以外のとても大切なことも学べる講座

私は、山田流筝曲を2才8カ月から習っている。家元以外の音を聴くべからずという中で育った。いろいろな疑問に悩み続け、今、私は石森先生ととても貴重な時間を過ごしている。先生との授業を始めて1か月...一切練習できなかった。いろいろな想いに苦しくて。その想いに向き合った時、涙が止まらなくなり、いろいろな想いは流れていった気がした。それからやっと石森先生の言葉が心に入ってくるようになった。 先生が教えてくださるのは、中柱と五線譜だけではない。技術以外のとても大切なことを毎回の授業を通して教えてくださる...、気づかせてくださる...。素晴らしい事だと思いませんか?音に競争はないのです、争いも。
これからもたくさんの方々が石森先生の元へと集うことを願ってやみません。
片道3時間かけて長野県からセミナーに通っています。
(足立区Nさん)

トレモロ奏法を身につけたい!

ずいぶん五線譜の演奏にも慣れてきました。今までは五線譜からそのままで弾くことができなかったのですが、石森先生のセミナーを受けるようになってから、五線譜を見て、すぐに演奏できるようになってきたことを嬉しく思います。
こんなふうに五線譜の曲が弾けると、曲のレパートリーも増えるし、多くの人が気軽に琴を楽しく演奏できたら、素敵だと思います。
また、先生が教えてくださるトレモロ奏法に私は魅力を感じます。トレモロ奏法を身につけることができたら、合奏に音の幅が広がり、更にすばらしい演奏ができるのではないかと楽しみにしています。
(Mさん)